節分なので鬼にまつわる話をしたいと思います。代表的な説話文学の今昔物語では、有名な「安義橋の鬼」が巻27第13話に登場します。近江の国つまり滋賀県の日野川にかかる安義橋での女の鬼の話です。橋にいた美しい女性が実は鬼で、その時は逃げれたものの、のちに家までやってきて襲われるという恐ろしいストーリーです。巻24第1話では、教室の近くにあった朱雀門での鬼との双六勝負の話が、巻27第33話では、これも教室の近くの応天門の上層で笑う鬼らしき青い光の話があります。まさに平安京は、鬼が跋扈していた場所だったわけです。
 ことのは国語教室は、まさに鬼たちが跋扈していた平安京の史跡が残る西ノ京にあります。鬼たちや妖怪、動物たちがいきいきと活躍する説話文学の世界を、どんどん紹介していこうと思います。

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